しむらまさと絵本『からすのチーズ』スペシャル・サイトです。
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からすのラジオ(vol.10)

5/1/2015

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れでーすあんどじぇんとるめん、あんど、おとっつぁん、おっかさん、ついでに、からすあんどきつね! こちらからすのラジオです。今夜も半世紀以上前にアメリカのからすたちが残した名演からスタートしましょう。からすたちの「君」という曲です。

絵本『からすのチーズ』出版を記念して、10回にわたってお送りしてきた「からすのラジオ」、毎週、定期的にやるのは今夜がさいごです。何を喋ろうかまったく決まらないまま、今夜も夜風の吹くまま、からすの勝手でしょ? でお送りします。

さて、東京都目黒区は祐天寺のカフェーで開催されている、ちょっと長いタイトルの展覧会──絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」、いよいよ残り4日となりました。これまでご覧になられた皆様、心から御礼申し上げます。かぁかぁ。

いよいよ、その最終日、5/5には、「鳥たち」の絵の作者であり、絵本『からすのチーズ』の著者である、あの人、し・む・ら・ま・さ・と! が会場にやってきます。で、何をやるかというと、公開ドローイング、つまり、公開お絵描きをやる予定です。

お、見に行ってやってもいいかぁとおっしゃる、そこのあなた。祐天寺カフェでお茶をしたり、遅めのランチをしながら、しむらまさととお喋りをしたり、一緒に絵を描いたり、こどもの日をのんびり過ごしてみませんか? きっと来てくれるだろうこどもたちのために、「ぬりえ」の準備もしようかな?

さて、今週さいしょのお便りです。横浜市にお住まいの馬とからすさんから。「ほんとうは5日に行きたいのですが、行けないので、今日行ってきました。とても良い雰囲気のカフェですね」ありがとうございます。鳥たちも、いいきぶんで過ごしているはずです。よね?

似たようなお便りをご紹介しましょう。練馬区在住のからすの店主さんより。「コーヒーゼリーを食べてます。やっと鳥たちに会うことができました!」おー、コーヒーゼリー、いいですね。ゼリーを食べながら、鳥たちとの会話をおたのしみください。

さ、同じように「鳥たちと」の会場にいらっしゃる方からのメッセージです。東京都にお住まいのからすのトビラさん。「絵本のからすもやさしくて、じんわりしましたが、油絵の鳥たちはもっともっとやさしかった。伝わってくるパワーがちがいました!」そう感じられるからすのトビラさんもいいですね!

さ、今夜も飛びながら歌いましょう。今夜さいしょの歌は、Donny Hathaway "Flying Easy"

いや〜、なんだか、ほんとうに飛んでいる感じがする演奏ですね。若くして亡くなったダニー・ハザウェイの名唱でした。

さ、つづいては、武蔵野市にお住まいの雪国ワインさんから。「ずっと気になっていたことを訊いてもいいですか?」いて、ですね?

絵本『からすのチーズ』の感想をたくさんいただいていて、それを、どこかでお伝えしたかったんです。あ、それでは答えになってないですね? なぜラジオか。

ツイッターは、というか、インターネットは、「ラジオ」の未来のかたちに近いと考えていた人たちがいるんです。手づくりで、つくれて、音だけでなく、画像も映像ものせられて、20年前の「ラジオ」からすると夢のよう。しかもツイッターは「タイムライン」がある。どうです? ラジオっぽい?

あとは、まぁ、いただいた感想を、ただ書き写すだけでは芸がないので、ちょっとシャレてみた、ということですね。つづいての曲は、The Beatles "Flying"

かぁかぁ。ここで、業務連絡です。

江古田のvieill bakerycafe & gallery と祐天寺のカフェーで開催してきた、絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」、番外編として、『からすのチーズ』を出版しているアフリカキカクの拠点・珈琲焙煎舎でも開催することになりました。

珈琲焙煎舎での展示は、6/13(土)から6/20(土)まで1週間の予定です。その初日の6/13には、5/5の延長戦で、しむらまさとと一緒に描こう「鳥たちを」を会場の珈琲焙煎舎にて開催予定です。当日の昼すぎに到着して、「鳥たち」の絵の搬入から大公開!? で行う予定です、笑


※予定は未定です。詳細は『からすのチーズ』スペシャル・サイトをチェックしてくださいね!

この1週間は、絵本『からすのチーズ』出版記念で行う展覧会の、後夜祭のような週になりそうです。その直前には、アフリカキカクの雑誌(日常を旅する雑誌)『アフリカ』も販売になっている予定です。そこには、しむらまさとの「トーク」が大々的に載る予定です。こうご期待、です!

とはいえ、その後も、しむらまさとの個展はつづける計画があります。『からすのチーズ』も一緒に行くはずですので、どうぞ、よろしくお願いします。詳しくは、しむらまさと絵本『からすのチーズ』スペシャル・サイトをチェックしてね!

つづいては、Lambert, Hendricks & Ross "Hi Fly" です。

横浜市は山下公園にやってきているかもめの花子さんより。「『からすのチーズ』のからすは、男の子ですか? 女の子ですか?」お便りありがとうございます。えーと、どっちだと思います?

男と女の話は雑誌『アフリカ』の得意とするところ(?)なので、こんどの号の「トーク」で、そのへんの話も出るかもしれませんね。え? 得意とはしてない? してるような気がしてますけど?

横須賀市在住のからすの爪の垢さんより。「『からすのチーズ』の続編はあるんですか?」ですって! つづきがあるかどうか? それより、たぶん、つづきがありそうだと思ったんですよね? この方。どうしてつづきがあると思ったのかを聞きたいですねぇ。面白いですね〜。皆さんはどうですか?

さ、さいごは、この曲。誰のバージョンにしようか迷いましたが、ここはベタにいきましょう。Miles Davis "Bye Bye Blackbird"

さいごのお便りは、大田区にお住まいの太陽の子さんから。「大江健三郎さんが障害のある息子さんに『鳥の声』のレコードを聴いてもらっていたら、避暑で行った土地で聴こえてきた鳥の声に息子さんが「クイナです」って喋って、それが彼の発した初めてのコトバだったって、その話を思い出しました」

このお便りを見てから、大江健三郎さんの『恢復する家族』という本を読んでいます。この本の最初のほうに、その「クイナです」の話が出てきます。

大江さんは、息子の光くん、しむらまさとと同じで、知的障害とよばれる障害のある幼い息子と暮らしていて、彼がなぜか強い興味を示していた「鳥の声」のテープを、たくさん聞かせていたというんですね。そうしたら、彼がはじめて、意味のあることばでコミュニケーションをとりはじめた、と。

彼には、彼の声に耳を傾ける、良いリスナーがいたわけですね。だから、ことばが得られた、という気がします。『からすのチーズ』も、しむらまさとの声に耳を傾けつづけたリスナーにより、生み出された絵本だと言えるかもしれません。しむらまさとの熱心なリスナーに感謝を!

さて、毎週の「からすのラジオ」は今回で終了しますが、ひきつづき皆様からのお便りはお待ちしてます。感想でも、質問でも、リクエストでも、人生相談でも、からすの目撃情報でも、何でもお寄せくださいネ。からすは、じつは、あなた自身かも?

さ、それでは、いつものように、大がらすたちの合唱で星空を眺めながらおわかれです。絵本『からすのチーズ』と「鳥たち」を、これからもよろしくお願いします。今夜もご清聴ありがとうございました。また会う日まで、ご機嫌よう。バイバーイ!

こちら、からすのラジオです。
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からすのラジオ(vol.9)

4/24/2015

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きーんこーんかーんこーん。さぁさぁ今週もからすのラジオの時間のタイムがやってまいりました! 今週も半世紀以上前にアメリカのからすたちが吹き込んだテーマ・ソングから。

こういうのは「ドゥー・ワップ」と呼ばれる音楽ですけれど、いわゆるストリート・ミュージック。「ヒップ・ホップ」のおじいさんみたいなもんです。ストリートというくらいなので、街角で、アカペラで歌われていたんですねぇ。こんな映像をみつけました。

さて、東京都目黒区は祐天寺のほど近く、「祐天寺カフェ」で開催中の、絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」、相変わらず開催中です。今週も好評だったかどうかは、ちょっとわかりませんが、鳥たちはきっと呑気に過ごしていることでしょう。5/5まで、ですよ〜。

今週はどのお便りをご紹介しようか、じつは考えずに喋りはじめてます。

どんなお話をしようかな? 考えている間に、音楽を。現在来日中のポール・マッカートニーさん、若いころの歌を聴きましょう。Paul McCartney & Wings "Bluebird"

さ、では、今週もお便りをご紹介していきましょう。

府中市にお住まいの高所恐怖症さんから。「練馬で鳥たちの絵をみて、お便りをしようと思って遅くなりました」ありがとうございます。「しむらまさとさんは絵が上手いですね! 空に舞い上がったり、木の枝に止まったり、地面に舞い降りたり、いろんな鳥たちと会えました」

「鳥たちと」の個展会場には、いろんな鳥たちがいってます。からす、かもめ、フラミンゴ、コウノトリ、ツバメ、フクロウ、などなど。あなたは、どの鳥がお気に入りですか?

つづいては、大阪市にお住まいのからすのおじさんから。「『からすのチーズ』ようやく読みました! とっても良い絵本ですね。でも、こんな本だとは、正直思っていませんでした。意外性がありますね〜」ええ〜。どんな本だと思っていたんでしょうね〜? よかったらまた教えてください。

川崎市にお住まいのからすマニアさんから。「『からすのチーズ』のからす、可愛らしいですね」からすマニアさんに言われると、嬉しいですね。「最初の牧場のページが好きで、くり返し眺めてます。最後のページまでいって、また戻ってきて、をくり返してます」ありがとうございます。

著者が牧場のページの絵を描いたときには、周囲の人たちは驚いたというふうに聞いてます。ところで、初回限定版だった「ぬりえ&原画集」には、この絵の元の絵がもちろん載っているのですが、からすがいない! んですよね。きっとあとから「足された」のですね。

そのへんの経緯は、『からすのチーズ』に「いろ」をのせた画家・荻野夕奈さんにしかわからないはずですが、いまのところ彼女は口を閉ざしたまま。からすはどこから? の謎は深まるばかりです。ミステリーのつづきはこんどまた!

さ、次の歌は小坂忠のLP『ありがとう』のトップを飾っている「からす」です。それにつづいて、数曲でてきます。聴きながらお喋りしましょう。

祐天寺カフェで開催中の絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」、その最終日である5/5(火・祝)午後には、しむらまさと本人による公開お絵描き、ついでに、ご来場の皆さんもご一緒にいかが? ということにして、一緒に描こう「鳥たちを」を開催します。ぼちぼち準備中。

その日には、しむらまさと本人はもちろん、『からすのチーズ』の「いろ」担当・荻野夕奈、『からすのチーズ』の出版を担っているアフリカキカクの下窪俊哉も会場に「いる」予定です。ぜひ話しかけてみてくださいね。どんな話をしているか聞き耳をたてるのでもよし? いやいや、でもせっかくなら…

ところで『からすのチーズ』は、新たな宣伝用のちらしができました。以前のちらしより小さくなった、A5サイズのかわいいちらしです。表面は以前の焼き直し(?)ですが、裏面はあらたに、江古田でのトーク・イベントで朗読をするしむらまさとの写真を載せています。

そのトーク・イベントにゲスト出演してくださった画家の秋山豊之さんのことばも、新しいちらしにつかわせてもらいました。「とてもクリアな晴れた世界、音のない絵画の世界に明るい音が聞こえる。」素敵なことばを、ありがとうございます!

ついでに、アフリカキカクのコピーライター「ことのは山房」にも少し手伝ってもらって、こんなふうに書きました。「からすが教えてくれた、アッパレなやさしい気持ち──私たちはこのからすのような晴れやかな心で生きているだろうか?」

絵本を開くと、ほんとうに、晴れわたった世界がひろがってます。日々いろんなことがありますけど、くり返し、くり返し、この絵本のなかにある空に帰ってゆきたいですね。

こんな真夜中にお聞きくださっている皆さん、ありがとうございます。このへんでまた歌を。Blossom Dearie "Little Jazz Bird"

はやくも今週さいごのお便りです。岩手県の鳥の王子さんから。「『からすのチーズ』を先日、郵送で買わせていただいた者です。やっと入手できました! ふだん本を買うときよりも、なんだか嬉しいです。」ありがとうございます。無事に届いて良かったです!

「1歳半になる息子に読んで聞かせてます。まだ、物語はよくわからないかもしれないけど、この絵本を読むとニコニコするので、たまに読み聞かせてます。そのうち物語がわかるようになって、彼がこの本をどんなふうに読むのか、いまから楽しみです」いや〜、いいですね。たのしみですね!

からすがきつねにチーズをあげました〜という、言ってしまえばただそれだけの話なんですけど、じつはそれだけじゃないんですよね。ぜんぜんそれだけじゃない。では何? というのは、よく考えたら、「物語」を超えたところにあるのかもしれませんね。

こどもたちがどんなふうにして『からすのチーズ』を読んでいるのか、もっともっと知りたいなぁ。ぜひお寄せくだらいね。からすのラジオ子供放送室まで。お気軽にどうぞ!

今夜はそろそろ、にしますけれど、追加でお知らせ数点。

昨年末、『からすのチーズ』を発売した際につくった「スペシャル・セット」ですが、アフリカキカクの拠点・珈琲焙煎舎でのみ、数セット売れ残ってます。先ほどご紹介した「ぬりえ&原画集」と、ポストカード5枚、ありがとうカード1枚、バッヂ2種がついて2000円。欲しかった〜という方はぜひ。

『ぬりえ&原画集』は、個別で販売してほしいというリクエストをいただいてます。いますぐにはムリかも? ですが、そのうちに新装版をつくろうかな。と、いまはまだ、ただの計画です。とくに「ぬりえ」は一度ぬってしまったらぬれませんからね。安くて入手可能にするのはいいかもしれませんね。うん。

それともう一点は、練馬〜祐天寺で開催してきた「鳥たちと」の番外編を、ちょっと計画中。来週にはご案内できると思います。どうしても遠方では難しくて、東京都内になりますけれど。ぜひご期待ください。

「からすのラジオ」では、ひきつづき皆様からのお便りをお待ちしております。感想でも、質問でも、リクエストでも、人生相談でも、からすの目撃情報でも、何でもお寄せくださいネ。からすは、あなたのそばに?

さ、それでは、いつものように、大がらすたちの合唱で流れ星を数えながらロマンティックにおわかれです。今夜もご清聴ありがとうございました。また来週までご機嫌よう。バイバーイ!
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からすのラジオ(vol.8)

4/17/2015

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どぅっどぅるどぅっどぅるどぅっどぅるどぅるどぅる。

日付かわって4がつ18かの午前0時。ジェットストリームの時間… じゃなくて、からすのラジオの時間のタイムがやってまいりました。ご案内はワタクシ、からす次郎でございます。今夜はムーディーにいきましょう。

というのはウソです。

さて、東京都目黒区は祐天寺のほど近く、「祐天寺カフェ」で開催中の、絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」、好評開催中でございます。東急東横線の祐天寺駅を降りて、東口のロータリー、マク◎ナルドのあるところを右へずっと行くと、左手にあるカフェーです。

「祐天寺カフェ」には、じつは、しむらまさとの絵が、つねに1点、常設展示(?)されてきました。5/5(火)までは、あの絵の作者の絵がたくさん展示されています。お近くの方、遠いけど興味ある方、まだあと2週間以上ありますので、この機会にぜひ、足をお運びくださいね。

会場ではもちろん! 絵本『からすのチーズ』も販売してます。一家に一冊。いや、親しい方へのプレゼント用にもいかが?

さ、今週さいしょの歌は… からすのやろうどいていな、とんびのまぬけめきをつけろ〜♪ 小林明で「ダイナマイトが150屯」

作曲、船村徹。いわゆる「演歌」の大御所ですが、こういう「ロック・アプローチ」もあるんですよねぇ。大瀧詠一さんは、このメロディで、エルビス・プレスリーの「監獄ロック」がそのまま歌えるんだと言っていました。まさか「監獄ロック」のほうにも、「からす」が出てきたりして(まさか)。

恋なんてぶっとばせ〜♪

さ、今週さいしょのお便りは、大田区にお住まいのからすのゆうこさんから。「『からすのチーズ』の完成、おめでとうございます!」ありがとうございます。これ、けっこう前のお便りです。忘れてたんです。すみません。

「ほんとうにやさしい絵本ですね。絵本がやさしいから読んでいるこちらもやさしい気持ちになります。この感じ、こどもたちだけじゃなくて、大人にもひろがるといいなぁ。私もまわりの人に宣伝します。」ありがとうございます。ゆうこさんのような人の応援で、ひろがってます。

いろんな人のもとへ飛んでゆけ、からすのチーズ!

お便りのつづきです。「この絵本がひろまって、みんなが優しく生きれるようになったり、分かち合うことがムーブメントになるといいですね〜♪」おぉ、ムーブメント! 分かち合う、キーワードかもしれません。『からすのチーズ』、すえながくご愛読くださいね!

先週もご紹介した "Bluebirds Over The Mountain" ですが、今週は The Beach Boys によるカバー・バージョンで。


つづいては、大分県にお住まいのからすのサーファーさんより。「『からすのチーズ』前から見てみたかったのですが、近くのお店では売っていないので躊躇していました。でも気になるので思い切って先日メールして、買わせてもらいました。送ってくださってありがとうございます!」こちらこそ、です。

「届くまで何日も待って、届いたときには感動しました。本というより、待っていた手紙が届いた感じでした。その手紙は、読みはじめるとすぐに読み終わるんですけど、くり返し読んでます。うまい感想が書けるといいんですけど… とにかく嬉しくてお便りしました。」

ありがとうございます。上手な感想なんていらないので、ご愛読くださいね。

さ、つづいては、ふたりの名ピアニストによる「鳥類の研究」です。どんな「研究」なのか聴いてみましょう。Billy Taylor and Tommy Flanagan "The Study of Bird"

からすのサーファーさんのお便りを読みながら、思い出したんですが、いま読んでいる本の話。鷲田清一さんの『「聴く」ことの力』という本を読んでいるんですけど、解説を高橋源一郎さんが書いてます。あの、小説を書く高橋さんです。「「臨床」へ」という文章で。ちょっとご紹介すると…

京都の出版社SUREから出ている鶴見俊輔さんの本を取り寄せたときの話だそうです。「そこの本は、本屋でもネットでも売ってない。すべて、郵便で取り寄せなければならない。なんということだ、ほんとうに素晴らしい本(のはず)なのに。でも、考え直した。郵便局で、お金を振り込んで…

…手元に本が届くまで数日かかる。かつては、なんでもそうだった。たとえば、ラブレターを誰かに出す(ポストに入れる)。それから先の数日、喜びと苦しみと恥ずかしさの混じった感情が続く。毎日、自分の家の郵便ポストを覗く。来ない。ある日、返事が届けられる。開けられない。恐い…

…でも、開ける。そして、ようやく、ことばに触れる。その、長い、長い、プロセス全体が、ラヴレターを書く、ということだった。」

「プロセス全体」というの、どういうことだかわかります? 「読んで」いるとき、何を「読んで」いるんだろうって高橋さんはこの文章のあとのほうで書いてます。それが何を意味するか、じゃないですよね、きっと。読者は、本のなかに入っていき、歩いてる。まるごと体験する。

それにどんな意味があるか、じゃなくて。

世界をまるごと体験する。したい。うん。

『からすのチーズ』も、ぜひ「まるごと体験」してみてください。

赤ん坊に読み聞かせていると、毎回同じところで笑う絵本もあるんですけど、『からすのチーズ』は、なんだかいつもちがうところで笑うような… 彼に「どう?」って聞いてみたいですね。ことばを交わさずに会話するには、どうすれば?

さ、つづいては、ニワトリの音楽。The Meters "Chicken Strut"

ニワトリさん、『からすのチーズ』にも「脇役」で登場します。コケコッコー! ガオガオ。

さ、もうこんな時間です。夜遅くまでお付き合いくださっている皆さん、ありがとうございます。今週さいごのお便りです。大阪にお住まいのからすうどんさんより。「『からすのチーズ』、いい本ですね〜♪」あ、お褒めいただき光栄です。

「自分なんかは、物事をナナメから見る癖がついてしまっているので、この本にはいろいろ教わっています。」教わってますか、笑。「とにかく真っすぐな絵本だなぁというのが感想です。著者のしむらまさとさんにもお会いしてみたくなりました。」いつかお会いできるといいですね〜。

そのしむらまさと、「鳥たちと」の会場で、最終日の5/5(火)の午後、ライブ・ドローイング、つまり公開お絵描き、を行います。せっかくなので、ご来場の皆さんもご一緒にいかがでしょう? ということで、一緒に描こう「鳥たちを」を開催します。こどもはもちろんおとなの方もぜひどうぞ!

詳しくは、絵本『からすのチーズ』スペシャル・サイトをご覧ください。個展の情報は「News」ページにまとめてありますヨ。

そうそう、忘れていましたが、5/5の「鳥たちを」にかんして、Facebookにイベント・ページもつくりますので、『からすのチーズ』Facebookページも、Facebookをされている方はぜひチェックしてみてください!

「からすのラジオ」では、ひきつづき皆様からのお便りをお待ちしております。感想でも、質問でも、リクエストでも、人生相談でも、からすの目撃情報でも、何でもお寄せくださいネ。からすは、じつは、あなたかも?

それでは、いつものように、さいごは大がらすたちの合唱で夜のしじまを感じながらおわかれです。今夜もご清聴ありがとうございました。また来週までご機嫌よう。バイバーイ!

こちら、からすのラジオ。聴く気になれば、どこでも聴こえます。
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からすのラジオ(vol.7)

4/10/2015

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かぁかぁ。雨が降りつづいてます。あー、からすのラジオ、からすのラジオです。今週もからすたちのテーマ・ソングから。今週は咳をしながらお送りします。げほげほ、かぁかぁ。

えー、寒いですね。からすは風邪をひいてしまいまして、咳が止まりません。みなさん体調には気をつけてくださいねー。今週さいしょのお便りは、沖縄県の台風16号さんから。「『からすのチーズ』に出てくるきつねが大好きです。著者は、からすときつね、どちらが好きですか?」ほー、どっち?

どっちでしょうね? こんど聞いておきます。『からすのチーズ』には、からすと、きつねと、ぼくじょうのおじさんと、うしと、にわとりが出てきます。ひとつひとつの絵のニュアンスをたのしんでいただけるといいなぁ。

さ、今週も「鳥の歌」を聴きながら。まずは、これ。Ersel Hickey "Bluebirds Over The Mountain"

『からすのチーズ』の出版を記念して開催中のしむらまさと個展「鳥たちと」、祐天寺編が現在開催中です。桜の花びらが散るなか、足をお運びいただいている皆様、心からありがとうございます。5/5(火)まで開催してますので、お時間あるときにぜひ覗いてみてください。お茶をしながら、のんびりと。

最終日の5/5には、しむらまさと本人が「在廊」ならぬ「在カフェ」して、「オープン・ドローイング」を行うことが決定しました。つまり、その場で描きます。カフェで油絵は無理なので、『からすのチーズ』の原画と同様、えんぴつ書きがメインになる予定です。リクエストにも応えてもらえるかも?

で、せっかくなので、一緒に描こう「鳥たちを」も同時開催します。よかったら、一緒に描いてみませんか? 紙とえんぴつと、簡単な「ぬりえ」の道具なんかを準備してお待ちしてます。参加無料。申込不要、ですが、参加表明をいただければありがたいので、参加表明の受付を準備中です。

参加無料、と言いましたが、カフェ利用が必要です。ドリンクやフードのご注文をよろしくお願いします。詳しくは、『からすのチーズ』スペシャル・サイトのNEWSページにてお知らせします。

さ、つづいては、"Free As A Bird"です。しむらまさとの描く「鳥たち」も、なんだか「自由」な感じがしますねぇ。

つづいてのお便りは、広島市にお住まいのリアルなからすさんから。「『からすのチーズ』読みました!」ありがとうございます。「絵も字もかわいいし、はっとする展開もあって、おもしろい本ですね。ページの構成というのでしょうか。それもとってもユニーク! 著者が考えたものなのでしょうか?」

お便りありがとうございます。この本、この本だけじゃないですけど、著者と、著者の描いた原画に色をつけてくれた画家と、編集者と、デザイナーと、いろんな人がかかわって生まれたものなんです。本の構成は、編集者とデザイナーが一緒になって、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤して…

生まれたものです。そうそう、この構成はかなり練られた末のものなんですよ! 先日の「トーク」でもその話は出ていましたので、雑誌『アフリカ』の次号に載るかも。現在鋭意制作中です。おたのしみに!

「鳥たちと」の会場には、フラミンゴたちの印象的な一枚も行っています。なので、今夜はフラミンゴの歌を。Booker T の1974年の名盤 "Evergreen" から、"Flamingo" です。

ところで、絵本『からすのチーズ』は、販売協力してくださるお店を募集中。昨日からは、大田区にある「お茶が飲める絵本屋さん」で販売していただくことになりました。お店の名前は「ティール・グリーンinシード・ヴィレッジ」

ちいさなお店ですが、入ってみると、かなりの品揃えです。ちなみに古本屋じゃありません。基本的には新刊書店で、洋書もあります。「セレクト」はされているのだろうけど、幅は広いです。明るい中庭をはさんだ奥には、ギャラリー&ティー・ルームがあり、ゆっくり過ごせます。おすすめ!

絵本の森の村長さんは、『からすのチーズ』を読みながら、パット・ハッチンスに通じるものがありますね〜、と話して、何冊か取り出して見せてくれました。パット・ハッチンス、ご存知ですか?

パット・ハッチンス、イギリスの絵本作家ですね。『からすのチーズ』の絵の作風に、似てるかな? ご存知の方も、ご存知なかった方も、ぜひ見てみてくださいね。「ティール・グリーンinシード・ヴィレッジ」に行くと、そんな話もするする聞けちゃうかも? からすもこれから通います。

さ、つづいては、Birds flying high you know how I feel… Nina Simone の歌う "Feeling Good"

高く飛び上がる鳥 空の太陽 吹きよせるそよ風 私がどんな気分かわかるでしょう? 新しい夜明け、新しい一日 新しい人生、いいきぶん! 同じ曲をこんどは土岐麻子の歌で。

さ、はやくも今週さいごのお便りです。これは似たような感想を何人からかいただいているのですが、えー、今日は練馬区在住のからす饅頭さんから。「『からすのチーズ』の本文の字は、著者の手書きでしょうか。とてもいい字ですね! この字をフォント化してもらえたら、ぜひ使いたいです」おー。

『からすのチーズ』は、手書き文字は全て著者、しむらまさとによる字です。フォント化は、かなりたいへんですけどねー。絵だけじゃなくて、手書き文字のゆるやかなニュアンスも、ぜひくり返しおたのしみくださいね。お便りありがとうございました!

「からすのラジオ」では、ひきつづき皆様からのお便りをお待ちしております。感想でも、質問でも、リクエストでも、人生相談でも、からすの目撃情報でも、何でもお寄せくださいネ。からすは、じつは、あなたかも?

それでは今夜も、大がらすたちの合唱で雨のしずくを数えながらおわかれです。今夜もご清聴ありがとうございました。また来週までご機嫌よう。バイバーイ!
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からすのラジオ(vol.6)

4/3/2015

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れでぃーす、あんど、じゃんとるめん、からす、あんどさん。こんばんは! 今週もからすのラジオの時間のタイムがやってまいりました。今週もこの曲から。

絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」、江古田編は大好評のうちに終了しました。お足をお運びいただいた皆様、会場となったVieill Bakerycafe & Galleryの大山さん、宣伝などにご協力くださった全ての方へ、心からありがとうございました!

じつにこゆ〜い2週間でした。あぁたのしかった!

江古田を飛び立った「鳥たち」は、その後、目黒区の祐天寺ちかく(祐天寺駅にもちかく)の祐天寺カフェに降り立ちました。本日から5/5まで、今度は約1ヶ月の滞在になります。

しむらまさと個展「鳥たちと」祐天寺編、展示点数は江古田より気持ち少なめですが、じつは常設されている(サボり鳥です、つまり江古田へは行かなかった)しむらまさとの絵もあり、それも「鳥」の絵です。カフェの営業情報などは、こちらをご覧ください。

さ、つづいては "The Chicken" です。Jaco Pastorius による演奏が有名ですが、今夜はThe James Brown Band のほうを。これがオリジナル? もちろん「ニワトリ」ではなく「弱虫」です。

今夜最初のお便りは、ひでぞの友人さんから。「こどもが生まれてくるまで、障害があったらどうしよう? って一度は思うよね。でも、生まれてきたらすっかり忘れちゃってる」しみじみ。そうですねぇ。

つづいては、エツコさんから。「『からすのチーズ』よみました。すばらしい本ですね!」ありがとうございます。「からすやきつねの動きが映像みたいにうごいてみえるようです」ほぉ。いまも動いてますか〜? 絵本のなかで元気に動き回っている彼ら、絵本を開くといつもおりますよ! 末永くご愛読を。

次の曲は、今回「鳥たち」のメンバーには残念ながら入っていない(ですよね?)ペンギンの曲。Raymond Scott "The Penguin" 作者によると「とりわけテナー・サックスのソロが彼(ペンギン)らのお気に入りです」だそうです。

さ、しむらまさと個展「鳥たちと」に出演している「鳥たち」は、これから1ヶ月かけて、祐天寺でのんびり、まったりしています。江古田ではケラケラ笑ったり、ビュンビュン飛び回っていた彼らも、祐天寺ではあくびをしたり、居眠りをしたりするかもしれません。

どうか、あたたかい目で見守ってやってください。あたたかい目のついでに、ご来場の皆様ものんびり、まったりお茶でも飲んで、くつろいでお過ごしくださいね。

それから、もうひとつお知らせを。「鳥たちと」の最終日にあたる5/5(こどもの日)、個展会場の祐天寺カフェにて「『からすのチーズ』の著者がいる午後」を開催します。何をやるのって? 会場におります、笑。ただ、それだけではなんなので…

しむらまさとによる「ライブ・ペインティング」ならぬ「ライブ・ドローイング」を行います。しむらまさとによる「鳥の絵」制作をご覧いただきます。それと同時に、ご来場の皆様、こどももおとなも、一緒に描きたい方はぜひご参加ください。題して、


しむらまさとと一緒に描こう「鳥たちを」

ただし、その場で油絵の制作は無理なので、『からすのチーズ』と同様、えんぴつ画、場合によっては簡単なぬり絵をやる、ということにいたします。参加申込などの詳細は近日中に、『からすのチーズ』スペシャル・サイトにてお知らせします。

つづいては、先日の「『からすのチーズ』出版記念コンサート」でも演奏されたゴスペルの古い曲。"His Eye is on the Sparrow" 一羽の雀。1952年の映画 "The Member of the Wedding" から。

ついでに、誰にしようかな? 今夜はMarvin Gaye のバージョンでも聴いてみましょう。また一羽の雀!

つづいてのお便りは、横浜市の食いしん坊がらすさんから。「こんばんは!」こんばんは!「からすが運ぶチーズ、おおきいですね〜♪ 牧場のおじさんの顔より大きいみたい?」そうですね、たしかにでかい!「でかいチーズをパクリとひと口で食べてしまうきつねの表情が大好きです」わっはっは。

次は大田区のプリンセスさんから。誰だろ…「牧場の彼らと、からすは仲良しですか? 気になって夜も眠れません」そうですね… 「おしまい」のページをよ〜く見たら、わかるかもね!

先ほどペンギンと戯れていたレイスコ Raymond Scott の曲をもうひとつかけましょう。"Bird Life In The Bronx"

今週さいごのお便りは、江古田でのトーク・イベント「しむらまさとの世界」に参加されていた方からの感想をご紹介しましょう。「『からすのチーズ』、じつは考えはじめると止まらない! 今日はさまざまな考え方が聞けて、おもしろかったです」そうですねぇ。じつはふっかぁ〜い本だったりして!

絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」at 祐天寺カフェは、5/5(火)まで。9:00〜23:00、水曜定休です。お間違えなく。ほっがーらかぁな鳥たちの空が、皆様のご来場をお待ちしております!

それでは今夜も、大がらすたちの合唱で桜の花びらを数えながらおわかれです。今夜もご清聴ありがとうございました。また来週までご機嫌よう。バイバーイ!
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からすのラジオ(vol.5)

3/27/2015

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「からすのラジオ」、今週ではやくも5回目です。このあと21時半ごろからの予定です。先日開催された絵本『からすのチーズ』出版記念コンサートの音源などをお聴きいただきながら、あれこれお喋りします。また後ほど。予告編で、この歌を。

かぁかぁ。れでぃーす、あーんどじぇんとるめん、きつねーあんどからーす。「からすのラジオ」はじまるよ。

あっという間の1週間、あるいはなっがーい1週間だった方もいらっしゃるかもしれません。あなたにはどんな1週間だったでしょうか。7日ぶりのご無沙汰です。今週も、江古田で開催中の絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」(タイトルながい?)の様子を中心にお届けします。

最初のお便りは、岡山市在住のはーちゃんさんから。「いつもたのしく聴いてます」ありがとうございます。「以前、どの絵がお気に入り? というお便りがありましたけど、わたしが好きなのは、きつねがチーズをパクリってするところです」はーちゃんさんも、美味しいチーズ食べてくださいねー。

さ、最初の音楽は、あれです、あれ。鳥の歌の歌。

先週・木曜から開催中の、絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」──春の激しい気温差のなか、体調も崩さずに、あるいは崩しながらも、足をお運びいただいている皆様、ほんとうにありがとうございます。鳥たちもよろこんでます。

先週末は、個展会場にて、トーク・イベント「しむらまさとの世界」と、記念コンサートが行われました。お越しいただいた皆様、あの、いや〜、たのしかったですね! 今週はその余韻のなか、ギャラリーもほどよくあたたまった状態で過ごせたのでは? と思います。心から感謝、申し上げます。

さ、ここからは、3/22(日)に行われた絵本『からすのチーズ』出版記念コンサートの様子をお聴きいただきながら、進めましょう。コンサートは前半、後半にわかれていましたが、この音源は後半部分です。いまは夜ですが、昼間の、いい日ざしが差し込むなかで行われました。

演奏メンバーは、ヴォーカル:小林貴子、ローズ(電子ピアノ):青木智世、からす:小林貴子&しむらまさと、パーカッション:りんたろう、その他:オーディエンス。「主よ人の望みの喜びよ」のピアノ・ソロからはじまりますが、その後は「鳥の歌」特集です。

かぁああああ〜! かぁあああああ!

コンサート前日に行われた「トーク」にお越しいただいた皆様も、ありがとうございました。いただいた感想に「なんだか心地よく過ごせました」ということばがあって、よかったなぁ。でも、「なんかひっかかるものがあった」という方もいらっしゃるかもしれません。それは、ぜひ、大事にされますように。

「トーク」は、絵本『からすのチーズ』の朗読からはじまりました。

まずは、司会の道草くんによる呼びかけに予定通り(ふふっ)手を挙げたことのはさんが、幼い子たちを相手に「手あそび」を披露したあと、絵本の朗読。そして、主役のしむらまさとをみんなで呼びました。主役は、見事に応えてくれましたねぇ。その後、著者本人による絵本の朗読、初披露! でした。


(著者による朗読は映像収録あり。アフリカキカクの地下室に厳重保管中。)

朗読のあとは、会場に集まった全員がお喋りをする時間。そして、ゲストの画家・秋山豊之さんと道草くんが対話しながら、絵本『からすのチーズ』と、「鳥たち」の絵を少しずつ見て、語り合う時間になりました。読み解くとか、解説とか、というより、思い思いに語り合う時間でした。

道草くんによると「ただ見て」「くり返し読んで」だそうです。かぁかぁ。くり返し読むと、あ! かぁあああ! ってなったりして。

(なんのこっちゃ?)

「トーク」の日には、個展会場の一角に「ポストイットコーナー」をつくって、感想や、著者やみんなへの質問や、いろんなことを書いて貼れる壁をつくりました。その後も、その壁は残してありますから、皆様、ご来場の際にはぜひ何か書き残してくださいね。

いや、そんな人に見せるようなことは… という方へは、ノートも置いておきました。ことばでも絵でも、何でもお書きくださいね。

そしてそして、会場へいらしてくださった方へ、絵本『からすのチーズ』&「鳥たちと」A3サイズの小さなポスターを差し上げています。ご来場の記念に、ぜひお持ち帰りくださいね。ポスターというには小さく、ちらしというには大きい。微妙なサイズです。冷蔵庫に貼れます。

さ、では、「トーク」の日の感想から。「からすも、きつねも、鳥たちも、みんな、幸せだと思いますか?」ありがとうございます。そうですね… どう思います?

「記念コンサート」の音、聴いていただけているでしょうか。アンコールの途中で録音が途切れるようですが、それまでは順調に聴けるはず、でございます。あくまでも記録用、でしょう。音質、バランスなどには目をつぶってください。関係各位のご好意によりアップされました。ありがとうございます。

とはいえ、やっぱりコンサートは生で聴くもんです。全然ちがいますよ! その喜びを知りつつ、でもライブ録音も大好きなワタクシですが… 小林貴子さん、青木智世さん、素晴らしいミュージシャンなので、東京都内では頻繁にコンサート出演もされているそうなので、ぜひ一度。と、オススメです。

訊かれてもいないのに、曲解説をするのは止めましょう。と言いつつ、ワタクシには1曲だけ、わからない曲がありまして、かぁあああ! と言っている曲、笑、の次のブルース、なんですかね〜。ずっと耳に残っています。小林さん、こういう低めの音の声が、とても印象的です。この曲にぴったりですね!

さ、そろそろ聴き終わるころでしょうか。つづけて、"Birdland"を。この曲名、ライブハウスの名前でしたっけ。マンハッタン・トランスファーのバージョンにしようと思いましたが、考え直して、ウェザー・リポートのライヴ・バージョンで。

さ、ひきつづいて、「トーク」の日に書かれた疑問から。「きつねは、おなかがすいていたんですか?」そうですね。どうもそうらしいです。「ちょうだいとは言ってませんよね? でも、からすはあげるんですね?」さ、どうでしょう? きつねは何も言ってない? 何か言ってる? きつねに訊いてみて!

次は何にしようかな? The Beach Boysに"Friends"という素晴らしいLPがありますが、そこに入っている、この小品を。"Little Bird"

「鳥たちと」の絵を見ての感想も、少しご紹介しましょう。圧倒的に多い、多そう? なのは、「あかるい」というものです。江古田にお住まいのご近所さんから。「お店に入ると、いつもとちがうあかるさを感じました。また、のぞきに来ます」ありがとうございます。

絵本『からすのチーズ』も「鳥たち」の絵も、「ピュア」というか、とても「シンプル」で「プリミティブ」とお話いただいたのは、「トーク」のゲストだった画家の秋山豊之さん。「ここには、いらないものがない」とのお話に、道草くんは「遊びがない?」と問題提起(?)していました。

ま、そのへんの話は、道草くんが雑誌『アフリカ』用に原稿化して、推敲を経てご覧いただけるようにするそうです。「からすのラジオ」でお喋りするより、少しだけ深い内容がお届けできるかも?

つづいては、「欲望」という日本語タイトルでも知られる映画『Blow Up』のサウンド・トラックから、Herbie Hancock "Bring down The Birds"

はやくも今週さいごのお便りです。青森在住の寺山修次さんから。「おなかをへらしたきつねが最高ですね!」ありがとうございます。でしょ? 「からすはどこへ行くのだろうか? これから。森? 牧場? それとも本のなかに戻る?」はー。読まれた方は、最後の、からすの「きぶん」をご存知でしょう?

その「きぶん」を連れて、からすはどこへ向かうんだろう? 皆様のからすは、どこへ向かってますか? 今日はここまで、です。

絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」at Vieill(江古田)は、3/31(火)まで。月〜土は14時〜21時。日曜は12時〜18時。明るい鳥たちの空が、皆様のご来場をお待ちしております! 詳しくは、コチラ。

それでは今夜も、大がらすたちの合唱で夜空の星を数えながらおわかれです。今夜もご清聴ありがとうございました。また来週までご機嫌よう。バイバーイ!

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からすのラジオ(vol.4)

3/20/2015

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こんばんは! 今週も「からすのラジオ」の時間のタイムがやってまいりました。皆様、お元気ですか? しむらまさとの個展「鳥たちと」が、いよいよ今週・木曜からはじまっております。さっそくご来場くださった皆様、ありがとうございます。明日はいよいよ「トーク」の日です。今週はその話を中心に。

「鳥たち」には、かもめもいたかな。かもめ児童合唱団「三崎の歌」ライブ・バージョンです。

さて、今週最初のメッセージは、鹿児島の桜島通常営業さんから。「『からすのチーズ』が気に入ったので、お世話になっている方へプレゼントしたところ、まわりのいろんな方へ宣伝したようで、ほしいという方がたくさん出てきました。今度まとめて注文させてください」お〜、ありがとうございます。

『からすのチーズ』は、いまのところ書店で買えませんから、メールやファックスで注文していただくか、数少ない販売店かイベント販売で見つけてもらうしかない状況です。読者の方々へも、少しご面倒おかけしますが、面倒の先には気のいいからすが待っておりますので、気軽に、ぜひどうぞ。

さて、絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」、今週・木曜から、江古田のVieill Bakerycafe & Galleryにて、いよいよはじまりました。そして明日、明後日の週末は、イベント2連チャンです。

イベント開催中は、イベントに参加されない方のご入場ができなくなりますので、なにとぞご了承ください。かぁかぁ。すみません。

会場のVieillは、ギャラリー&カフェ機能をそなえたパン屋さん。今回の個展を記念して、「からすのチーズぱん」を販売しております。ご来場の際はぜひひとつ、いかが? さまざまな〈表現〉に満ちた店内にもご注目ください。 

美味しいぱんの数々、人気だそうで、夕方に行くと売り切れている場合があります。ご注意を!?

明日(3.21)は、「しむらまさとの世界」と題して、トーク・イベントを開催します。赤ちゃんから年配の方までお申込いただいておりまして、ありがとうございます。あと数人で締切ろうと思っておりましたが、このまま当日になりそう。まだの方で、行きたいな〜という方はお問い合せください。

その「トーク」ですが… ゲストが出てきて、あれこれお喋りして、さいごに「質疑応答」があって、おひらき! …という時間には、まったくならない予定です。

朗読あり、対談あり、雑談あり、絵の解説あり、Q&Aあり、もりだくさんの120分になる計画です。参加の皆様も、耳だけでなくぜひ口も動かして、のんびり過ごしてくださいね。

その翌日の3.22には、小林貴子さん(vocal)と青木智世さん(piano)によるコンサートがあります。Rhodes Pianoが会場に入った様子です。やさしい音色に、ご期待ください。こちらは残り10席ほど。しむらまさとも一緒に聴く予定ですが、もしかしたら少し歌うかも?(未定)

ご予約、お問い合せにかんしては、こちらをご覧ください。

つづいてのお便りは、大田区にお住まいの猿蟹合戦さんから。「『からすのチーズ』は「おしまい」のあとのページも好きです。最後のほうのページばっかり見ていることがあります」えっ、あ、なるほど、ありがとうございます。そこまで読んでくださって、嬉しいです。

「『イソップ童話』についても面白おかしく言及されてますが、やっぱり、『イソップ童話』を知っていると、面白さが増しますか? じつはよく知らないんです」そんなことはないと思います。知っていても、くり返し読んでいたら、じつは関係ないんじゃないかという気がしてきたりもして…

『からすのチーズ』は、ある見方をすると『イソップ童話』のなかにある、ある話の〈パロディ〉と言えそうですが、著者は、え〜と、そのへんの話も明日できるかもしれませんね。明日の話はどこかで報告できると思いますから、参加できない方もたのしみにお待ちください。

アメリカの伝説的なコーラスがらすたちによる、べつのラブ・ソングを。The Crows "I Love You So"

さて、今週さいごのお便りです。東京都にお住まいの干渉屋さんからいただきました。「気になっていた『からすのチーズ』、先日ようやく入手できました!」ありがとうございます。

「一読して、端的には贈与の話ですが、そこから派生して、再分配、利他主義、アガペー、仁義(任侠)、涅槃…などなど、読む人なりにいろいろと思索に耽ることができます」なにやら難しそうなことばがいろいろ並んでおりますが、笑、そうですね。経済の書、哲学の書、なんとでも言えそう?

「文章が少ないので、ちいさな子供でもすぐに読めます。でも大人でも面白い。大人と子供、一緒に読んでほしいですね」ありがとうございます。末永くご愛読いただけますように。

ひきつづき皆様からのお便りをお待ちしております。感想でも、質問でも、リクエストでも、人生相談でも、からすの目撃情報でも、何でもお寄せくださいネ。からすは、あなたかも?

絵本『からすのチーズ』出版記念・しむらまさと個展「鳥たちと」の江古田版は、3/31(火)まで。気になるなぁ、えっ何それ? というアナタ、ぜひ足をお運びくださいね。かぁかぁ。 

というわけで、今週はここまで。明日、明後日のイベントにいらっしゃる方は、お気をつけてお越しください。今夜も最後は大がらすたちのコーラスを聴いて、星を数えながらお別れです。また来週。バイバーイ!
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からすのラジオ(vol.3)

3/13/2015

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こんばんは! 今週も「からすのラジオ」の時間のタイムがやってまいりましたぁ〜。今週もこのレコードから。スクラッチ・ノイズも一緒にお楽しみください。

絵本『からすのチーズ』出版を記念した、著者・しむらまさとの個展「鳥たちと」が、来週・木曜からと迫ってきました。その話題を中心に、あれこれお送りします。


その前にもう一曲。歌っているのは、からす。曲名は何でしょうか?

最初のお便りは、横浜市は姉の友人さんから。「先日、長男が家に来たとき、ピアノの譜面台に飾ってある『からすのチーズ』に気づいて、「これ絵本? この絵すごくいいね!」と言って手に取って見ていました。そうでしょう? と自分のことのように自慢しました!」ありがとうございます。

つづいては、北海道の雲の巣さんから。「『からすのチーズ』受け取りました。晴れ晴れとした気持ちのいい絵本ですね! 空の色がじわぁ〜っと目に残ります」そうですか。空の色は、たしかに全てのページで見ることができますね。たまに、「からすの空」を眺めてみてくださいね。

さ、しむらまさと個展「鳥たちと」は、いよいよ来週・木曜からと迫ってきました。今度の個展に合わせ(?)て、まさと画伯が新作を仕上げたという情報が入ってきています。ぱちぱちぱち。もちろん「鳥の絵」だそうです。おたのしみに。

「鳥たちと」は、3/19(木)からスタート。会場は、東京都練馬区、江古田のVieill Bakerycafe & Galleryです。ギャラリーのあるパン屋さん。もちろん絵本『からすのチーズ』も販売しています!

そのVieillにて、3/21(土)には、トーク・イベントを開催! 「しむらまさとの世界」なんて大げさなタイトルですが、つまり出演:しむらまさと。仕掛人はアフリカキカクの下窪俊哉。ゲストに、画家の秋山豊之さんをお迎えします。

秋山豊之さんは、綜合デザイン研究所の代表、吉祥寺美術学院の「先生」として、日々さまざまな若者や子供たちと「美術の対話」をくりひろげています。「しむらまさと meets 秋山豊之」というのが、この企画の目玉(?)のひとつです。

さて、休憩で音楽を。オリオール、英和辞典をひくと、コウライウグイス、アメリカムクドリモドキ、とあります。The Orioles "Crying In The Chapel"

「鳥たちと」にアメリカの鳥は出てこないかな。ちなみに、オリオールズと言えば、日本のからすには、コーラス・グループより(たぶん)野球チームの名前で知られてます。日本の野球チームにも、鳥たちがおりますけれど!

日本の鳥玉チームと同名のグループを探しました。スワロウズ。The Swallows "It Ain`t The Meat" 途中で、かぁ〜! と鳴いている箇所があるように聴こえます。空耳?

つづいては、新コーナー! 絵本『からすのチーズ』百景、第1回。毎週つづくかはわかりません。記念すべき第1回は、陸前高田市の農家カフェ・フライパンさんに、住みついたからすについて。

「『からすのチーズ』という絵本、自閉症や知的障害を抱える東京在住の青年の作品です。なんとも暖かく、作者の人柄がにじみ出ているような心が和む作品でした」カフェで読むことができるそうです。これから、どんな読者との出会いがあるでしょうか。たのしみですね。ありがとうございました!

さ、つづいては、武蔵野市は道草の子さんから。「『からすのチーズ』かっこいい本ですね!」ありがとうございます。でしょ?「絵本というから、子供向けの本かと思いましたが、それだけでもなさそうです」そのとおり! 大人にこそ読んでほしいという言い方もしています。

「わたしはからすがひと声、鳴くページが気に入ってます。からすは、このページ以外では鳴きませんね? 印象深いページです」そういえば、そうですね? 読む人によっては、特別に印象深く残るページもあるようです。あなたにとって、お気に入りのページは、どこですか?

次の曲は、The Cardinals "The Door Is Still Open" 「Cardinal」というのも、アメリカの鳥ですね。「ドアは常に開いている」ですって!

江古田のVieillで開催される「鳥たちと」、3/22(日)には、個展会場にてシンガー・小林貴子さんが、ピアニスト・青木智世さんとコンサートを開催してくださいます。しむらまさとの絵をイメージした選曲になるそうです。こちらもお楽しみに!

3/21の「トーク」も、3/22の「コンサート」も、定員までもう少し余裕があります。参加希望の方は、ぜひお申し込みを。詳細は、コチラをご覧ください!

障害のある方でも、小さなお子さんとご一緒の方でも、もちろん大歓迎! ついでに、他の人たちも「静かにできる」かどうかはわかりませんので、ご了承ください、笑。そのぶん面白いトークとコンサートをやりますよ〜。と言っているからすにもどうなるかまだ予想がつかない。楽しみだなぁ。

さ、今週はもうさいごのお便りです。

東京にお住まいのマミさんから。「しむらまさとさんの絵本「からすのチーズ」を昨日ゲットしました!」ありがとうございます。たぶんイベントでお買い上げくださった方ですね。「絵とストーリーがなんとも良い! 線と色、構図、表情、内容、言葉のセンス、文字。とても好きです」

「小さい子どもにもわかるし、大人もハッとさせられると思います。シンプルに明快に、ここまで心を掴まれてしまって正直自分でもびっくりしてしまいました」なんだか、素晴らしい出会いの様子が伝わってきます。

「この絵本は、彼の通っている絵画教室の先生が色をつけたとのことですが(それもしっくり馴染んでいるんです、かなりこだわったと聞きました)彼の描く色つきの作品も素敵です」そうなんです。「鳥たちと」では、しむらまさとが「色つき」で描いた絵をいろいろ展示しますので、お楽しみに!

ひきつづき皆様からのお便りをお待ちしております。感想でも、質問でも、リクエストでも、人生相談でも、からすの目撃情報でも、何でもお寄せくださいネ。からすは、あなたのそばに!

来週は、「しむらまさとの世界」前夜になります。たぶん「からすのラジオ」はやりますが、翌日の「トーク」の話が多くなるかも? ぜひご期待ください。では、今夜も星を数えながら眠りましょう。バイバーイ。
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からすのラジオ(vol.2)

3/6/2015

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先週の「からすのラジオ」は、アメリカのカラスたち(crows)による歴史的名演("Gee")で終えましたが、今週は、彼らの先輩格、The Ravens "Count Every Star" からはじめましょう。かぁかぁ。

Raven は、大型のからす、ですね。日本にいるからすは、小型の crow でしょうから、普段あまり見る機会はないかも? からすに詳しい方、まちがっていたら教えてください。からすのくせに。

こちら、雨が降ってまいりました。さ、今週最初のお便りは、滋賀県にお住まいの竹林の馬さんからいただきました。「絵本『からすのチーズ』受け取りました! 一足早く手にした母からは、ほっこりしていいのよぉと嬉しそうに言われていたので、はやく読みたくて!」ありがとうございます。

「私も帰宅して手にとると、ご飯も後まわしにして、さっそく読みました。なんだか、すごく真っすぐで、大事な気持ちを思い出させてもらいました。こんなに素敵な感性をずっと持ち続けていられる著者は、少し暗闇にいる誰かの太陽のような存在かもしれませんね!」あぁ、誰かの太陽、でいたいですね。

大田区にお住まいのタダさんよりお便りいただきました。「Ravenは大きかったはず! 体長60cmあるとかないとか? むかーしから、神話などに悪役なんかで出てきたようですが、それだけカラスさんが利口だということなのかな」ありがとうございます! いろんなからすがいますね〜。『からすのチーズ』のからすは、体長何センチくらいかな?

つづいては、ことのは山房さんから。「夕方、赤ん坊を抱いて蒲田駅前を歩いていたら、チェックのシャツを着た王子にばったり会いました」あ、王子というのは、『からすのチーズ』の著者ですね!「「泊りに来てくれたときお腹にいた子が出てきたんだよ」と話したら、息子の頭をなでてくれました」

「じゃあねと私と握手して別れたら「赤ちゃんとも握手する」と言って戻ってきてくれました。うれしかった! 最後に「遊びに来てね!」って言ってくれたんです。「うん行くね!」と言って別れました」いやぁ、よかったですね。一度別れて戻ってくるあたりが、あの「王子」らしいんです、笑。

「王子と同じ場所で働いていると思われる人が近くを歩いていたんですけど、私と王子が楽しそうに話していたら、不思議そうな顔で見ていました。ああやって街で話しかけられることあんまりないのかな?」著者は知的障害のある人たちが通う作業所で働いています。見かけたら、ぜひ、やぁ! と。

さ、次はお知らせです。絵本『からすのチーズ』出版を記念して、しむらまさと個展「鳥たちと」(3/19〜)を開催します。会期中には、トーク・イベントや記念コンサート(参加希望の方は要申込)も開かれますヨ。もちろん、しむらまさとも出演します!

個展「鳥たちと」には、からすだけでなく、いろんな「鳥たち」が参加する予定です。たとえば、フラミンゴも。The Flamingos "I Only Have Eyes For You"

3/21(土)は、「しむらまさとの世界」と題して、個展会場にてトーク・イベントを。「出演」は、絵本の著者・しむらまさと、絵本を出版するアフリカキカクのプロデューサー・下窪俊哉、ゲストに、画家の秋山豊之さんをお迎えします。絵の話、絵本の話、創作の話、暮らしの話──いろんな話を。

普段は「障害者」として見られることが多いかもしれない「しむらまさと」ですが、絵を描く人としての彼の「世界」を一緒に旅してみませんか? 詳細は、コチラ。

著者と親しい方からのお便りがつづきます。カズさんからいただきました。「『からすのチーズ』、親友の愛息・まーちゃんの本です。 読み終えて、 彼の世界にちょっとだけ近づけたような気がしました。いや、まだまだかな…」ありがとうございま〜す。

次は、堺市の青さんから。「シンプルかつ短いことばでつづられたおはなしは、最後のページを読んだとき、閃くような気持ちのよさを感じました。なんにも期待しない、なんにも押しつけない、きみがうれしそうだったから、というだけ」閃くような気持ちのよさ! ぜひ何度も味わって読んでくださいね。

日本で「からすの歌」といえば、やっぱりコレですよね。「七つの子」…どちら様でしょうか、かわいい声です。ありがとうございました。

つづいては、川崎市にお住まいのひでぞさんからのお便り。「自閉症のお兄さんが描いた絵本『からすのチーズ』を買って読んだ。シンプルなストーリーに秘められた、奥の深さ…」ですか。読めば読むほど味が出る、と。ひきつづきご愛読を!

どうやら「シンプル」という感想をお持ちになる方が多いようです。たしかに、話にも絵にも、複雑さはまったくと言っていいほどありません。とってもシンプル! しかも、ただのシンプルではなさそうです。いま、この社会では、ちょっと忘れられつつある「シンプル」みたいです。どうでしょうか?

今週さいごは、裏山のからすさんから。「まっすぐで、あたたかい絵本。ニッコリとしたからすの目が愛らしい」ありがとうございます。ストーリーだけじゃなくて、絵もじっくり眺めてみてくださいね。ずっと見ていると、シンプルなようでいて、じつは… と、いろいろ見えてくるカモ?

「からすのラジオ」は、週一回くらいのペースで、お届けしようと思っています。ひきつづき皆様からのお便りをお待ちしております。感想でも、質問でも、リクエストでも、人生相談でも、からすの目撃情報でも、何でもお寄せくださいネ。それでは、また来週。バイバーイ。
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からすのラジオ(vol.1)

2/27/2015

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Twitterアカウントをつくりました。音楽を流したり、宣伝をしたり、鼻歌をうたったりしながらやってます。このブログでは、Twitterでご紹介したメッセージを「再放送」でお届けします。

かぁ〜! 冒頭は「ドリフ」のしむらけんによる「からす〜なぜなくの〜♪」パフォーマンス。

大田区在住の秋の恵みさんよりいただきました。「絵本が届きました! ありがとうございます!」こちらこそありがとうございます。「素敵なお話ですね〜。実際に絵本になった絵は本当に素敵ですね。朝から大感動でした!」素敵な朝に届いたんですね。よかった!

少し前のお便りから読ませていただいてます。江戸川区の豊かな島さんからいただきました。「今日、『からすのチーズ』スペシャルセット」が届きました。とってもステキな絵本ですね! 心が暖まりました。ありがとうございます。」こちらこそありがとうございます! 心が暖まる絵本です。

心が暖まる本、ではいったいどういう内容? それは、絵本を手にして、読んでみてもおたのしみ♪ にしたいのですが… イソップ童話の「からすときつね」を思わせるからすのきつねの物語。でもでもで〜も、イソップ童話の「からすときつね」とは、似ているようでいてまったく違うんです!

大田区在住のはらぺこキツネさんよりいただきました。「絵本、届いてさっそく読みました。かわいらしい本ですね〜」ありがとうございます。「どきどきしながら読み進めて、物語のさいごのページまできて、ハッ! としました」ハッ! と、私もしました。なにかを気づかせてくれる絵本です。

「からす」の音楽って何があるかなぁ? オペラを歌ったからすと言えばマリア・カラスですね。何にしようか迷いましたが、『カルメン』から「ハバネラ」を。

岐阜県で学校の先生をされている男性の方からいただきました。「今日、本が届きました。絵がとってもすてきです! 見入ってしまいます。また、さいごの「そらをとんで〜」のフレーズも好きな終わり方です。大切にしたいと思います」よかった! 末永くご愛読ください。あ、つづきがりますね。

「現在、特別支援学校で教師をしております。学校内では図書館の担当もしておりますので、他の職員や生徒の皆さんにもぜひ紹介したいと思います」ありがとうございます! 『からすのチーズ』の著者も、大田区にある特別支援学校の卒業生です。みんなに届くといいなぁ。ぜひご紹介くださいね〜♪


さ、本日さいごのメッセージは、名古屋市の愛が生まれるさんから。「『からすのチーズ』スペシャル・セットが届きました! かわいい絵に癒されます。色味も良いね。最後のページがいいね」でしょ?「バッヂはいつも使っているかばんにつけたよ。ポストカードも使うね」どうもありがとう♪

「からすのラジオ」は、週一回くらいのペースで、お届けしようと思っています。また会う日まで。かぁかぁ。テーマ・ミュージックは、アメリカのからすたちによる歴史的名演です。
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    このページを書いているのは、からすの手下です。かれの正体は? 絵本『からすのチーズ』の読者の皆さんかも。Twitterで「本放送」をしたあと、このブログで「再放送」になります。Twitterアカウントは @karasunocheese

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